英語が苦手な私が海外生活をしたきっかけ

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スラマッパギ~(おはようございます)!管理人のさとるです。今回は英語が苦手な私が、マレーシアで約9ヶ月間海外生活を送るきっかけとなったプログラムについて紹介します。興味のある方はぜひ、最後まで読んでみてください!

バナー広告で見た、子どもたちのキラキラした瞳

もともと海外旅行が趣味だった私は、国際交流に興味はあったのですが、現状の仕事を理由に何も行動することなく日々を過ごしていました。そんな日々を変えたのが、1つのバナー広告でした。特に調べたいことがあった訳ではなく、いつものように検索エンジンで気になるワードを調べていると、ふっと海外の子どもたちの満面の笑顔の写真が視界に。何かに導かれるように、思わずクリック。

すると、笑顔の子どもたちと一緒に年齢も性別もバラバラの日本人が、生き生きとした表情で接している様子の写真が!!それまでぼーっとネットサーフィンをしていた私が、その写真に魅せられて夢中になって記事を読み漁ったページ。それが日本語パートナーズ派遣事業でした。

日本語パートナーズ派遣事業って?

“日本語パートナーズとは、ASEAN諸国の中学や高校などの教育機関を中心に、現地日本語教師や生徒のパートナーとして、授業を行なったり、日本文化の紹介をしたりします。派遣した私たちは、派遣国の文化に触れ、帰国後は国内で情報発信をする、いわば派遣国と日本の架け橋になれるプログラムです。応募要件はありますが、専門的な知識が必須条件ではないので、要件に当てはまればどなたでも応募できる独立行政法人 国際交流基金の日本語教育【言語】事業の一つです。”

ホームページを見て日本語パートナーズを知った二日後には、当時は対面で開催していた説明会に参加し、先に挙げた概要を聞いていました。その説明会で経験者のお話しも伺うことができ、ますます興味が湧き、自分も日本語パートナーズとして日本の文化を広めたい!違う国の文化を知りたい!そして、今まで漠然と考えていた国際交流にチャレンジしたいと決め、派遣国はその時期に募集していたマレーシアを志望し、応募書類の作成を進めていきました。

勢いで書類選考を通過した先に、一番の不安要素が・・・

説明会後、応募書類の締切まで日が浅かったこともあり、急いで推薦状を前職の上司に依頼、応募用紙に私の想いをぶつけ、結果を待つこと約3週間。なんと、一次選考通過のメールが!とても嬉しくて思わず「よしっ!」と声が漏れました(笑)。無事、二次選考の面接に進めたのですが、そこで一番心配していたアレが。。。

それが、応募要件にあった「日常英会話レベル」です。大学入試で一番苦手としていた科目が「英語」。今まで国際交流に興味があったにもかかわらず行動していなかった最大の理由が「英語」。私の英語レベルは、中学生とほぼ変わらないレベルでした。過去の海外旅行でも知っている単語を並べ、ボディランゲージと笑顔で乗り切っていましたが、今回の二次面接では英語での質疑応答があるとのこと。

勢いで書類を提出し、英語に関する応募要件はいったん見て見ぬふりをしていたので(笑)、慌ててネットで面接対策を進めました。幸い、過去に面接を受けたことのある人のブログを読んでいると、英語による質疑応答は1問だったので、どんな質問があったか調べまくり一か八かで回答を作成、丸暗記。面接時間のギリギリまで、カフェで英文を覚えることに時間を割きました。

運命の面接

面接本番。待機室には計6名が集まり、半分に分かれて3人の集団面接でした。だいたい1時間ほどで、経歴や志望動機、マレーシアの印象、授業中のトラブル対処法などを日本語で聞かれ、緊張感がありつつも3人それぞれが順に回答していきます。そろそろ面接も終わりに近づいたタイミングで、ついに面接官が「最後の質問は英語で答えて下さい。」と話されました。

どうか用意していた質問が来ますようにと祈りながら順番が来るのを待っていると、「学生からあなたの日本でしていた仕事について聞かれたら、なんと答えますか?」「(心の中)・・・用意してなかった(泣)」。「My job is…」を何度か言い、「My job is Sales promotion in Japan….It’s fun!」しばらく沈黙があり、「That’s all.」と伝えると、呆気にとられた面接官の表情が目の前に。その後は、恥ずかしさで何も覚えていませんが、面接室を出た瞬間、落ちたなと。。。

期待と不安が五分五分の結果・・・

面接後、一緒に受けた3人でカフェに行き、反省会を開催。そこで面接時の私の回答に2人がやたら褒めてくれる(もちろん英語以外)ので、「あれ、ひょっとしていけたかも?」と単純な私は、少し落ち着きを取り戻し、次は研修で3人一緒に会うのを約束してお別れ。面接の結果を待つことに。

そして二週間が経った日、仕事の昼休みにメールをチェックしていると国際交流基金から1通のメールが!恐る恐るクリックしてみると、そこには内定と書かれた文章がありました!!その瞬間、書類通過時よりも大きな声でガッツポーズをしていました!笑

その後は会社の退職手続きや両親の説得など(受験したことは推薦状を書いてくださった元上司と数人の友人にしか伝えていませんでした。)いろいろ大変でしたが、ついに英語が苦手で躊躇していた国際交流活動と、海外生活ができる権利を得たのでした。

実際の活動内容や海外生活の様子などについては、今後更新していく予定です。また、機会があれば覚えている範囲で日本語パートナーズの選考の詳細もお伝えできればと思いますので、お楽しみに!ジュンパラギ~(またね)!

※今回お話しした選考内容等は、私が経験した時期(2018年応募)の内容です。現在の詳しい募集状況は、国際交流基金のホームページをご覧ください。

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